宇都宮のサポート契約をしているお客様のあるお店よりご相談があり、今回はちょっと変わった対処を行ったのでアップしたいと思います。
まず、今回のご相談の内容は『夕方になるとインターネット回線の速度が極端に悪くなり仕事にならない』ので解決策はないか?と言う事でした。
お客様が利用されているのはフレッツ光なのですが、じつはこの問題は以前から他の店舗でも起きていて、対策として『NURO』に切り替えてきたきました。ですがそのNUROのエリア外のため困っていた訳です。
さてどうしたものか?
実際に現地で社内インフラのチェックをしてみましたが特に悪いところはありません。プロバイダーが原因の場合もありますが、こちらのお客様の場合それは考えずらい。やはり回線品質が原因と考えざるを得ない状況となりました。
そこで今回、回線品質が落ちる夕方から一時的にポケットWIFIに切り替える処置を講じてみようと考えました。もちろんポケットWIFIでの業務利用には限界がありますが、こちらの店舗では接続する端末も10台以下のため何とか条件内に収まります。
それに日中の主要業務は通常回線を使用するので、あくまでも夕方から夜間にかけての補助的な利用に限定されますので過度の品質は要求しません。
さっそくデモ機をお借りして設定を行ってみました。
電波状況は良好です。『LANポート切替機』を接続し、ボタン一つでフレッツ光とポケットWIFIの切り替えを行えるようにしました。これにより社内のクライアントを一斉に切り替えることが可能になります。(実際には切り替えずにフレッツに残すクライアントもあります。またVPN接続も別途必要になります。)
さてこの状態で回線品質を確認してみました。
まず時間はAM11時、フレッツ光での回線速度=『3~4Mbps』、続いてポケットWIFIの回線速度=『13Mbps前後』と言う結果です。テストには計測サイト2社を使って10回前後行いましたが、ほぼ上記の内容です。確かにこの値を見る限り、フレッツ光では夕方になって通信量が増えたら問題になるなーと感じました。
さて、今度はこのポケットWIFIがこれだけのクライアントを接続して業務に耐えうるかどうか?と言う事になってきます。この結果はまた追ってご報告したいと思いますが、現在のところはまずますというところでしょうか。後は早くNUROが開通してくれるのを待つばかりです。。。
さて、インターネット回線品質の根本的な解決にはなりませんが、業務に支障をきたすような状況を回避する方法の一つとしてご案内させて頂きました。
では次回のご報告までもうしばらくお待ちください。
ありがとうございました。