壬生町のお客様より、起動できなくなったPCからのデータレスキューのご依頼を頂き無事に作業が完了いたしました。
パソコン自体の起動は最後まで叶いませんでしたが、何よりもハードディスクが機能してくれていたのが救いでした。HDD自体が認識できなければいわゆる『Labo行き』以外に方法はなく、その場合に掛かる費用はけた違いになってしまいますので。常々デジタルデータを扱っている身としては、本当に自分の事にようにうれしく思います。本当に良かった!(^^)V
仕事柄、こうしたケースに何度か遭遇してきました。約2年くらい前になるでしょうか、私がまだ独立する前の話ですが、やはり個人のお客様からのご相談で今回と同じようにパソコンが起動できず、中のデータを何とかして欲しいとのご依頼がありました。ですがそのPCのHDDは致命的な物理的障害が発生していて、最後には冷凍法まで試みたのですが認識できず、結局レスキューしてあげることができませんでした。ディスクの中にはお子様の小さい時からの想い出の写真が入っていたそうです。この後はいわゆるLaboを利用するしか方法がない旨をお伝えし、終了となったとても残念で悔しいケースでした。
これがデジタルデータの怖さであり、デジタル社会の最大のリスクなんです。文書や写真、ビデオ、音楽、ゲーム、これらの多くがデジタル化された現在、その大半がパソコンや携帯、スマホなどに収められているはずです。ですがそれがいつ壊れ、いつ失うかを知る術はありません。企業は少しずつその対策を取り始めていますが、個人はまだほとんどの方が何もしていないのが現実です。
昔、想い出の写真をアルバムに貼って大切にしていたように、これからはそれが『データ』である事を忘れないでください。
二度と訪れない今の想い出をぜひ大切にしてあげてください。