webへの自動ログイン用ソフトの導入が完了しました。
エクセルプラットフォームにより制作を行ったものです。

さて、個人ではよほどの事がない限りIDやパスワードを誰かと共有することはないと思いますが、企業ではどうしてもやらざるを得ない場合があります。
例えばIDとパスワードでログインする『有料サイト』がありますが、まさに今回のご依頼もそれにあたります。

有料サイトの契約はID×1つ当たり月額○、○○○円といったような形態が多く、IDの契約数によって月々の料金が加算されます。
業務のメインとなるワークフローやコミュニケーションツールであれば利用者全員分が必要にもなりますが、そうでない場合などは悩みどころです。
今回のケースでも利用される社員さんの数は最大で約70名、それに対して契約したID数は2通です。
仮にID×1通当たり2,500円とした場合、全員分のIDを確保しようとすると月額175,000円になります。これが2通ですめば月額5,000円ですから、その差額は月額17万円、年間では204万円になる訳です。もちろん全員にIDを配布できるのが理想ですが、ここまで違ってくると多少なり利便性を損なっても経費を抑えたいと考えるのは当然です。

さて、実際にこのサイトを利用するにあたって全社員にIDとパスワードを公開する訳ですが、ここで様々な問題が出てきます。

もうお分かりかと思いますが、このケースでは社員さんが退社してからも利用ができてしまいます。社員さんの退社のたびにパスワードを変更しても良いのですが、そう言ったイレギュラージョブは長い間には必ず忘れてしまうものです。また使用中には次の方は入れず、しかもログアウトしないままブラウザを閉じしまうとしばらくは使用中のままになってしまいます。結果、特定の人が独占してしまっても誰が使っているかがわかりません。もしこれが退社された社員さんでもあれば、他社の環境下で使いたい放題になってしまいますよね。。。

そこでこうしたソフトが活躍するわけです。ソフトと言ってもエクセルを利用しているので安価に制作できるうえに、変更などがあっても簡単に対応ができるのが良いところです。
今回の場合はプログラムでサイトを起動してログインをさせています。解析がえらく大変でした。最近のサイトは昔と違って難しくなりましたねー(´;ω;`)

これでパスワードを見ることはできませんし、社内ネットワーク(VPNも含む)以外では動作しないようにしてあるので、仮にこのシートが漏洩しても社外で利用することはできません。またどのPCから利用されたのかのログも記録しているので、現在誰が使用中なのかもわかるようにしました。更にエクセルのロックを解除されてもすぐには解析できないような仕組みを持たせてありますので、完全ではないかもしれませんが機密情報の漏洩対策に活用して頂けるでしょう!

と、、、エクセルは使い方によっては経費の節約や業務の改善など、企業の大きな武器になるのです。
たかがエクセルですがされどエクセルなんですよねー!