最近は通常業務でもマルチモニターにしている会社が多くなりましたね。マルチモニター化する理由はいろいろありますが、何といっても作業効率が格段に上がるのが最大の理由でしょう。

その昔、製造業にいた頃は製造現場の『作業効率』を極限まで突き詰めていたものです。一つ造るのに5分掛かっていた製品を30秒短縮する、、、一見小さく思えるようなそんな努力の積み重ねが世界に誇れる現在の日本の製造業の質を上げてきたのだと思います。

ですが、ある頃からそれにも限界が訪れます。実際に売上を生み出しているのは『稼働時間』として計上される労働生産力です。ですが利益が増えるか減るかは今度は間接費や経費が関わってきます。どれだけ作業効率や労働生産性が上がっても、それ以上に経費が掛かっていては努力は報われません。

と、何やら荘厳な話しになってしまいましたが、何が言いたいかというと、間接費の削減も進めていかなければ企業の最終的な利益は生まれないという事です。ではどうすれば間接費の削減ができるのか。これも製造現場と同じで、その作業効率を上げて人員削減や残業費削減を進めればいい訳ですね。

では間接業務の作業効率はどうすれば短縮できるのでしょう?
ソフトウェアの導入やエクセルでの業務自動化など、その手段はいろいろとありますが、その中の一つに『マルチモニター化』があります。

 

これは私の事務所のデスクの写真です。
通常は上の写真のように2画面で作業を行っています。めったにやりませんが作業の内容によっては下のように4画面にすることがあります。写真ではモニターの一つをiPadにしていますが、通常のディスプレイを4台使う場合もあったりですね。これはプログラムのコーディングや経理ソフトを一気に作業する際などにとても効率的です。

と、4画面まですることはありませんが、2画面にすることで事務作業の効率が大幅にアップします。逆に一度マルチモニターを使ってしまうと、もうシングルモニターには戻れなくなるほどその作業性は比較になりません。

企業というものはどうしても実務部隊に無理を強いる傾向にあります。ですが事務や間接人員の作業効率も考えていかなければ、この厳しい時代に『利益体質』の改善は難しいでしょう。高額なシステムだけが企業の武器ではなく、こうした小さな改善こそがこれからの企業の底力になるのではないでしょうか?

皆様の会社もぜひ見直されてはいかがでしょうか?